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塗装はほんとにエライです。頭が下がります。あの強烈な紫外線を来る日も来る日も受けておられるのですから・・
塗装とキャッチボールはかかせません 2011/01/07
2011年もそろそろ本格始動の世間様ではありますが、弊店は今週はお客様からの作業をお受けしておりません。まぁいろいろと作業以外にもすべきことも溜まってしまっておりますためのことです、どうぞご了承くださいませ。ですがその合間には、なまってちゃいけませんので準備はさせていただいておりますので新年もご安心してご相談ください。そのひとつをご紹介いたしましょう。 
閉まったガレージ内にて展開中であります・・

まずは塗装面に”落書き”いたします(
=今回は関数グラフ仕様?の波線を書きました)。この書き込んだ線を一回のポリッシュがけ(
=右から左、反対に左から右という感じにそれぞれ)で消し去るというものです。ポリッシュ作業はコンパウンドを含ませたバフといわれるスポンジ部分を塗装面に押し当てて動かす作業なのですが、実際にコンパウンドとスポンジ部分が当たっているところが削れるわけです(=当たり前のことですね。しかしですよ・・ カンの良い方はこれから先に申し上げることがお分かりになりますか?)。作業すべき部分にちゃんとバフ面とコンパウンドが当たっていれば必要な作業が行われているということですが、少しずれたところ(=分かりやすくいいますと『作業が不必要なところ、磨かなくていいところ』という意味です)に当たっていれば無用な削りこみが行われているということになるわけです。バフの直径は下の写真の通り、十数センチあるのが普通ですから何となく磨いているつもりでもそうでないことがあるということです。作業人の姿勢、角度、持ち方、力の掛け方などなど・・、技術が問われる訳ですし、最終的にはそのようにさせる作業場であったり、作業人の気持ちという部分が関わってくるのですが。例えば・・きたない作業場の床ではひざまずいて作業はしたくないのが人間です。わたくしが入出庫ごとに床を洗っているのはそのためでもあります・・。

話しは元に戻りますが、磨くべき部分が磨かれていないのでは作業時間も余計にかかることになりますし、材料も必要以上にかかることになります。それが最後はお客様の作業工賃に跳ね返ってくる可能性もあるということです。そういう双方の意味からしまして、
作業人が磨いているつもりでも磨くべき部分を磨かず、磨かなくとも良いところを磨いている』のでは本末転倒なんです。
そうならないための日常トレーニングです。
     
何も年始にすることと決まっているわけではありません、プロ野球選手が素振りやキャチボールをしっかりするようなもの、そんな大げさなことではなくともジョギング前には準備体操をしっかりしないとケガする確率が上がってしまうようなものかもしれません。ちょくちょくこのような調整もしていませんと自然と”自分のクセ”や”怠慢”によってズレが生じてきますのでやはり日々の繰り返しが重要でしょうか。
この作業を行うたびにわたくし思わされますね〜基本はやはり大切だと・・。


ウインドガラスのキズについて
2010/11/12
今回は塗装面のことではなくてウインドガラス面のことであります。最近のご入庫車両を見ていて思うこともありましたので記事にさせていただきました。ガラス面におけるご相談、ご要望を大別いたしますと以下の4パターンとなります。

@きれいなガラス面だが、これを維持するためのコーティング加工
A汚れや油膜などが付着していて視界、手触りなど不快なためにクリーニング、そしてコーティング加工
B汚れを通り越し、輪ジミ化した(
=ウロコじみとも良く言われますね)固着物の除去クリーニング、そしてコーティング加工
Cガラス面が飛び石などで割れたためリペア補修、リペアが無理ならガラス交換
※ウインドフィルムや車内側ウインドコーティングは趣旨が違いますので列記しておりません、ご容赦ください。

だいたいは上記のケースでご相談なり、お仕事させていただくという流れです。しかし、もう一つ症状として存在すること、そしてここで話題にすることとは題名の通りで『ガラス面に入ったキズ』という問題です(=ここでいう”キズ”は光加減で見えるようなスクラッチキズではなく、もっと深いもので爪を当てれば引っかかり、目視的にもわかるキズ、夜間走行などで街灯に乱反射してわずらわしいなどのことを指しております)。ガラス面も前後左右といろいろな向きに装着されておりますが、キズが付きやすく、どうしても気になるのはフロントガラスの場合に限ってでしょう。仮にその他のガラス面に深いキズがあったとしても費用をかけて処置を希望される方はごく少数派であり、一般的ではないかと思います。このフロントガラスの”深いキズ”はワイパー作動による擦れキズであったり、その他硬い石などを何らかの理由で擦ってしまったりというのが一般的に考えられておりますし、現実にそれらが原因で起こっております。
さぁ、このキズをどうするか・・という問題です。ガラス面もダイヤモンドよりは硬くはありませんので、専用ケミカル、機材等で磨くことはできますし、時間さえ許せば削ってゆくこともできます。ですから入ったキズを取ることは作業性は別問題としてですが可能なのです。しかし、通常のディテールショップ(
=当店も現在のところ作業はしておりません)がこの作業をお受けしないのはリスクがとても高いからです。主なリスクをあげますと・・

@ガラスの破損の可能性
Aガラス面の歪みの発生によるトラブル
B時間と労力の割りに前述二つのリスクを意識しながらの作業でお喜びいただける結果がでない(=もしくはだせない)

それでは何が言いたいんだということになりますが、専用システムでしっかりした技術のあるガラス屋さんでこれらキズの問題を解決することができます。ですからwebオンラインの宣伝情報だけで安易な判断はしないほうが良いですよ!というわたくしからのささやかなアドバイスです。作業はしたけど歪みで見ずらくなり、やらなければ良かったという案件、ガラスの交換、賠償という問題もたくさんでているのが現状ですから。
変な話しですがお金で解決ができる量販車両ならまだ良いという言い方もできなくはないのですが、これが絶版車などでは部品自体が既にない場合もありますから特に注意が必要でしょう(
=いっそ、キャンピングカーのようなアクリルウインドにでもしてしまうわけにも行きませんでしょうから・・)。もしもお悩みの方がおりましたらご相談くだされば紹介状を書かせていただきますのでご判断くださればと思います。

塗装測定器のチューニング 2010/02/12
ついつい日常(
=わたくしの場合はご入庫いただく愛車のお手入れがほとんどです。仕事を離れますと子供のいる父親業務など多少はございますが・・)に追われることが多いですが、大事なみなさまの愛車をお預かりする以上は作業で使用する道具類のお手入れも当然必要になってまいります。今回膜厚測定器(=我々車の磨き屋さんの場合は、塗装の厚さを確認するために使用しております)のチューニングをしているところです。左の写真の2本ある金属の棒のうち、左側は『鉄』、右は『アルミ』です。もちろん車に使われている金属を想定しているわけです。それに被測定物としてサンプル板(=手に持っているのは100ミクロンメートルのテスト板で、もちろん車の塗装を想定している板です)を組み合わせ、膜厚測定器の誤差などを調律していきます。ちなみにこの手に持っている板が実測101ミクロンメートルでして、調律前は1〜5ミクロンずれもありますが、これを測定するたび101ミクロンになるほど正確に調整いたしました。これでまたしばらく信頼でいる”右腕”として活躍してくれるでしょう。いつもの感謝を込め、電池も交換し軽く拭いてあげました。明日からまたヨロシク!と。なんか測定音も元気がでたような。


メッキホイールのクリーニングとコーティング(お任せ編)
2009/05/29
メッキホイールがまだきれいな状態であり、下のコラム基本編でお伝えしましたように中性のカーシャンプーだけで汚れなどが取り去れる場合はベストですが、そうそううまく行かなくなってくるのが現実問題です。頻繁に洗車ができ、ボディだけではなくホイールにも気をかけるとなるとそれなりに時間と体力も必要になってきますから、一部の方以外は難しくだんだん汚れも多く、または完全にあきらめモードに入ってしまうのではないでしょうか?
そこで我々の出番となります。症状として多いのはシャンプーでは落ちなくなったシミ、全体的なくすみ、メッキの艶ひけ、小キズです。こういった症状にいくつかの洗剤、クリーナー、研磨剤などをできるだけ適材適所で使用しまして、なるべく素材のメッキを傷めないようにイメージしながら処理させていただきます。ですが、中性シャンプーで落ちないものをそれなりのもので処理しますので、作業後のメッキホイールを保護してあげることが必要です。いわゆるコーティングで保護してあげるということです。スパッタならまだしもクロームの再メッキでは結構な費用が必要となりますので”自己メッキ防御”のすすめでした。

メッキホイールの維持にはいたわりの気持ちとケミカルが必要です(基本編)
2009/05/25
メッキ、いわゆるクロームメッキといわれる処理を施したタイプで、通常の塗装したアルミホイールとは一線を画すピッカピカのヤツです。メッキ自体は酸化(ザビ)に強いわけで、素地のアルミを保護しているのですが、いかんせんメッキされているのが車のアルミホイール部分ですからね。高温、高速、高回転の3K、風雨にとび石攻撃と・・、あの派手なメッキも走行時には地道にがんばってくれているのです。ご自分でお手入れ派の方もボディばかりではなく優しくお手入れしてあげる必要があるかと思います。
では、クリーニングにおいてですがどうお手入れされますか?
通常の健康なメッキの状態(=メッキがはがれたり、メッキ表面が腐食によりまだらになったりしていない状態)であれば、中性のカーシャンプーでボディと同じように洗ってあげます。基本的なことですが、シャンプーをつけたまま放置しない、ホイールが高温時はできれば洗車は控える、こするクロスやスポンジはきれいなもの(=小石などがくっついたスポンジなどで無造作に洗う方が非常に多いですし、流れ作業システムの洗車するところもどんなもので洗ってくださっているか要注意です)を使う、すすぎはしっかりとする(=自信のない方は指定されている希釈率より薄めて使用する方が安全です)、以上のような基本を守ってあげればメッキも末永く輝き続けてくれ、あなたの愛車をより美しく演出してくれることでしょう。さらに申し上げますときれいなうちにコーティングなどの保護対策も重要なことかもしれませんね(=少し宣伝です!)。

塵(=ちり)もつもれば山となり、鉄粉もつもれば塗装はズタズタです 2008/12/22
本日より鉄粉被害のお車をお預かりしております。症状は重症で、鉄粉の量、塗装面へのささり具合も深く、さわった感触も明らかに違和感があります。皆さま一般の方が洗車するのがいやになってくる理由の一つがこの鉄粉です。ボディへ付着してしまったために洗っても、洗ってもザラザラで気分が悪く、挙句のはてに愛車そのものに愛着がうせてきてしまうという悪循環。鉄粉は金属粉ですから大通り沿い、電車の線路沿いやその近く、鉄工所や工事現場の近辺などに駐車する機会が多い場合は比較的に付着しやすいです。まぁ、付着したってすぐにサビを発生させる訳ではありませんが、しばらくするとあっという間に悪影響を及ぼしはじめますのでご注意ください。やはり定期的な洗車が必要になりますし、もちろんガラスコーティングをしておけば塗装面を守る効果は倍増いたします。(注)鉄粉を取り切らずにガラスコーティングしては意味がないといいますか逆効果なのは言うまでもございません。コーティングの下層に酸化物の鉄粉があるのではなんの為の”コーティング”なのかという訳です。DIY派は最もご注意を、もちろん施工店にまかせる際も同じくらいの注意が必要です。理由はお察しの通りいろいろな施工店がありますので・・・

塗装も生きています
2008/10/23
車の塗装も車体(=鋼板であったりアルミであったり)に何層にも重ね、塗られてやっと”塗装”としての役割を果たせるという訳です。当たり前ですが防錆、防汚が主目的であります。別の目的では価値、見栄えの面です。後者も当たり前の話しであって、そうでなければメタリックだのパールだの、しかも2コートや3コートなどして高い価値を付ける必要ないですからね。まぁその何層もある塗装のうち、我々が加工するのは一番”上部”の塗装(=現在は透明なクリヤ塗装を一般的には意識します。時としてクリヤのない塗装ももちろんありますが)です。その一番上部の塗装もメーカー、車種、年式、新車、中古車(=新しいもの、古い中古車など)、オリジナル塗装、板金修理等をしたアフター塗装、コーティング施工などに伴い磨いたことがあるのか、何回磨いたか、誰が磨いたか、その人はうまいのか、そうでないのか、どんな機械でどの程度磨いたのかなどなどありまして、同じ車種であっても塗装が同じ状態のものはありません。硬さも違い、キズの数も当然違いますから作業工程や作業時間も異なってまいります。そんな奥の深い塗装ですのでお電話やメールにての御見積りも概算となることも、もちろんございますので上記のことをご理解いただけましたらうれしく思います。


材料変更のお知らせ 2008/10/23
我々の「車磨き」にかかせない機材類の一つ、コンパウンド。仕上がりを左右する大変重要な存在なのですが、どちらかといえば裏方的存在です。なぜなら、一般のお客様からすれば研磨作業や下地処理のことよりも、最終的なコーティングの性能が気になるからでしょう。これはなにも一般の方とのことだけではなく、私どもの業界でも同じことです。例えば、こんな会話・・・
「おたくのとこでは何を使ってるの?」(=A磨き屋さん)、
「うちはスーパー〜コーティングや超撥水〜パワーガラスコートですよ!」(=Bポリマー加工ショップ)
という具合に『何を』とか『どんな』とかいえばたいがいはコーティングのことで、コンパウンドのことが語られることはほぼありません。まぁそんな地味な存在のコンパウンドですが、量販店やホームセンターにも大手メーカーのものが少なからずおいてありますので、中には手に取られた方もいらっしゃることでしょうし、どんなものかは大方のことはお解りかもしれません。車に関して言えば、塗装面を研磨処理する際に使用するものです。もちろん、コンパウンドの性能や特性はメーカーによってさまざまですし、各種用途に使用するようタイプなどもさまざまです。当店で使用するレンジのコンパウンドを、バージョンアップ(=多角的検知から)することにいたしました。仕上がり重視のコース「上」、「特上」にて今月より採用させていただきます、お知らせまで。

膜厚測定器
08/09/16
こちらは塗装の厚さを測定する機械でして、通常膜厚計といっております。ものは小さい(=手のひらに収まるサイズです)のですが非常に精密にできています。なにしろ塗装の厚さを1/1000ミリ単位で教えてくれます。では自動車の塗装の厚さはどのくらいかといえば、約1/10ミリ(=100ミクロンメートル)前後が一般的です。感覚的には髪の毛が約80〜100ミクロンなどと言われております。我々の研磨作業はそのミクロレベルの厚さの範囲でキズを除去したり、傷んだ塗装を再生させるという操作をいたしますので、繊細な作業となります。作業部分の塗装がどんな状態であるかとということを知っているのと知らないのでは大きな違いです。例えばですが、塗装の厚さがしっかりあって研磨作業も問題ないとか、既に塗装が薄く磨きすぎは要注意だとか、板金修理している部分なので要注意だとか・・・、そういった情報を教えてくれるなくてはならない機材です。まぁそんなことはお構いなしのお店も多く、そういったお店では、オーナー様にとっては大事な愛車なのに塗装が薄くなろうが、メラメラに弱くなろうがあまり気にはしていただけないことも予想されますので信頼できるショップさん、あるいは担当の方をお探しください。

下の写真は、その膜厚計の数値誤差を補正するためのチューニングをしているところを撮ってみました。
(チューニンング実施日:2008/07月)
膜厚計調律画像1 膜厚計調律画像2 膜厚計調律画像3 膜厚計調律画像4

強敵ですよ
2008/06/20
松脂(マツヤニ)。そうです松の木から取れるアレです。イメージできますか?私は、子供の森や林を走り回った時代にドロネバの粘性があって手や衣服につくとほんととれなかった、そんな思い出があります。そんな樹液はもちろんマツヤニだけではなくいろんな樹木、花、実から取れ、また性質もいろいろなのだと思います(=この分野は勉強不足です、詳しいことまでわかりません)。ただそういった樹液の類には酸化作用があって車の塗装面にも良くないことは間違いないことです。昨日、大きな街路樹(=なんていう木なのかよくわかりません)が並ぶ舗装路をスニーカーで歩いたのですが、樹液がたくさん落ちるのでしょうか靴底のゴムがバチバチとくっつきます。すごい粘着力です。こんなのが車のボディに付着したらなかなかとれないし、とれない以上は塗装をとかしていく訳ですからね。いいことないこと実感した何気ない一瞬でした。
デジカメ持っていなかったので写真は取れませんでした。

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