KNAUS SPORT400_JapanSpecial 神奈川県よりご指名いただきまして誠にありがとうございます。お電話でのご相談から現車の確認のためご来店いただき、今回のご入庫となりました。オーナー様はもちろん、パートナーであります息子様にも喜んでいただけるようにがんばりたいと思います。キャンピングカーや今回のトレーラーなどは作業時間が読めませんし、何処かの工程でたいがい”ハマル”ことがあります。その他、手をとめさせていただくこともございますのでお時間も長めに頂戴いたしました。ご理解に感謝申し上げます。 <2009/04/05お持込、18(土)ご納車のお約束でございます> |
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このエンブレムで車両などをイメージできる方はキャンピング関係にお詳しい方でしょう。こういったトレーラー、男の夢だったりしますよね。みなさん一度や二度は自分もやってみたいな〜、こんなプライベートカーで海の波の音を聞きながらキャンプしてみたいな〜、鳥のさえずり、満点の星空を見ながら語り明かしたり、眠りに落ちてみたいな〜、とかいろいろ思いませんでしたか?ですが大半の方はいろんな理由で夢のままと・・。行動を起こした人だけが味わえるすてきな世界、とにかくうらやましいです。 |
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クナウス社というドイツのトラベルトレーラーメーカーの日本での利便性等を考慮した特別仕様であるそうです。これはいいですね。カタログ見させていただきました。 |
見た目は迫力満点のトレーラーですが、重量はとても軽くできているのですね。ちょっとびっくりいたしました。では、汚れも含めて各部チェックしてみます。 |
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タイヤもごっつくなく、支点となる牽引部の小径タイヤとこの左右のタイヤの3本で引っ張られるようです。清掃はのちほどサイド面を加工するときに行います。 |
サイド面はご覧の通り凹凸がありますので機械の単独作業では仕上がりませんね。今回もへばり付きの水垢との格闘。サイドはルーフを仕上げてからとなります。 |
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トレーラーですからルーフには窓があったり、換気扇やアンテナなどがあるのが普通でしょうから、その際はたいがい水垢が固着しています。 |
ルーフの左右にはゴムパッキンなどがございます。へばりついている汚れはきれいになります。しかし、ゴムが吸い込んでしまっている汚れ、カビは取れません(=実は除去できないこともないのですが、作業方法、作業時間が別次元のお話しとなってしまいますので、どのキャンピングカーなどでも同じでして、その吸い込み汚れやカビ除去作業は行いません)。ご理解くださいませ。 |
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ではルーフの作業から入ります。その前に、ご指導いただきましたこちらをセットしまして・・輪留めも念のため。 |
ルーフに上らせていただき、まずは洗浄からです。指示書にも「毛布やマットをクッションにして作業を」とのことですので水を使うこともございますので毛布より、今回は分割できるマットを使用いたしました。2枚重ねで前後左右に移動させていただきます。通常洗車時に使うスポンジや粘土など持ってあがり、ホースは下から引っ張り上げジャブジャブ洗います。 |
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ゴム類やルーフにございますパーツの際などは、軽症ながら汚れが固着しておりますのでシャンプーなどでは落ちません。のちほど小道具を使いましてゴシゴシとやります。表面全体は機械研磨できれいな白が蘇るでしょう。 |
こういう際は汚れは体積しますのでいつもながらブラッシングなど併用しましてきれいにしてゆきます。マットをずらしながら足を決め、こっちのマットをずらしながら足を置きと徐々に進めさせていただいております。 |
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一通り洗い流しまして、次はシャンプーでは取れませんザラザラ汚れを丹念にこすり落としているところです。この辺は乗用車でもバイクでも、今回のトレーラーでも変わらぬ作業ですね。 |
これから磨き作業を行い、くすんでいる色を元のホワイトへ復活させます。これだけ機械で磨ける範囲がありますので比較的助かります。もちろん乗用車に比べますと時間などはかかるのですが。 |
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サンルーフのこの辺も、ホコリ汚れがたまりやすそうな構造をしておりますのでどうしてもこのような状態になります。手は入れさせていただきますが、案外すぐに汚れてしまいそうなところですね。 |
ルーフ表面はきれいな”白”へ戻りました。プラスチック製のこちらのパーツは真っ白とは戻りませんでしたがほとんどきれいになりました。一通り、ルーフ全体の下地処理ができました。通常ですと、このあとサイド面などの工程へ進むのですが、今回は屋内保管ができませんのでルーフをコーティングまで全て完成させてしまいます。ガラスコーティング剤は、ウェルムにて保護させていただきます。磨き作業後、脱脂工程を経ましてウェルムガラスコーティングで加工させていただきました。上の写真のプラスチックパーツやサンルーフ(=サンルーフといってもガラスではなく樹脂素材でできています)は専用のコーティング剤を施工させていただいております。 |
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ルーフを完成させまして、次は左側面を仕上げたいと思います。まずはタイヤまわりの洗浄から、側面全体を洗いました。 |
洗浄後は細部を手磨きしてきれいにしてまいります。サイド面全部を覆うこの部分の処理からです。ゴム部は磨ける状態のところ(=タイヤからうしろの部分は磨ける状態ではなくそのままです)はきれいにスッキリいたしました。 |
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細部の汚れを除去できまして、パネル全体を処理してゆきます。一見、変哲のないパネルに見えますが、実は凹凸がある表面ですので機械研磨一辺倒では当然ですが仕上がりません。 |
このような表面をしております(=ゴルフボールでもヘビのうろこでもありませんよ)。手磨きだけでは体力も持ちませんし、時間も特に必要となりますので、機械作業プラス手作業となりました。 |
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こういった汚れやペンキミストなども少々ございましたが、きれいになっております。 |
P.S 郵便物本日(=4/9)無事受け取りました。ご指示の通り対応させていただきます。 |
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きれいになったサイド面いかがでしょうか?と言っても良く見えませんよね、お引渡しの時までどうかお待ちくださいませ。作業の方は、磨き処理を経て、これからガラスコーティング「ウェルム(Whelm)」を施工します。 |
この樹脂製のウインドは、ルーフと同様に専用のコーティングで被いました。かなりガッチリとしたコーティングです。 |
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さぁ、向きが変わりまして右サイドの加工へと進んでまいりました。こちらは反対よりドアや扉などのパーツが多くございますね。それでは洗浄からスタートです。 |
タイヤまわりからはじめております。被牽引側ですのでブレーキ機構が無くダスト汚れもございません。もちろん通常の汚れは中側までたっぷりございました。 |
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タープ?でしたっけ・・、それの収納ケースの裏など汚れチェックと洗浄いたします。さほど汚れも多くなく、きれいにされている感じが分かります。 |
この辺は、汚れも体積しておりました。 |
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洗車が終わりました。これから洗車では落とせない汚れなどの処理にかかります。まずは手作業でゴムなどの部分をきれいにしてゆきます。 |
グルリと一周しましてきれいになりました。こちら側面(=右側)のゴムは問題なく全部きれいにできました。 |
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タープ収納ケース(=呼び方が間違っていたらごめんなさい)の前後の端の部分とこの部品など素地の影響か、うまくきれいになりませんでした。素材を剥ぎ取るのもいかがなものかと判断しまして深追いしませんでしたのでご了承くださいませ。 |
いくつかございます格納BOXのふたも、きわは結構目に付いて汚れておりますので一度開いて清掃いたします。 |
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アップしますとご覧の通りです。他の部分がきれいになってきてるので、余計に目だってしまいますので清掃、清掃です。他に収納BOXもありますので同じくチェックさせていただきました。 |
でっこみ、ひっこみを手作業で処理しまして、パネル全体に写ります。所々、特に下のほうにプツプツとしたこびり付いたものもございます。機械で磨き、手で処理しと進めております。 |
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ウインドがボディに被さった作りとなっておりますのでこういったところも黒くなってしまいます。 |
コーティング作業も施工面がドカンと大きいので塗り忘れなどないように慎重に進めさせていただきました。写真は塗り終わったところです。施工自体は問題ありませんでした。後は、ウェルムガラスコーティングがこのデコボコの部分をどれだけ汚れなど体積させないようにがんばってくれるか・・未知の部分ですが、ウェルムは現在これ以上ないと言える性能のコーティング剤ですので期待しましょう! |
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ご指摘いただきました「オーニング」の部分です。ここもウェルムコーティングで被っておりますのでご安心ください。さぁ、これにてルーフ、サイドの両面が作業完成となりました。後は前後と内装チェックと進みます。明日(=4/14)は、天気が心配です。お約束日までには何とか大丈夫だと思いますので、オーナー様。 |
今日は午後から雨の可能性がありそうですので、それまでに目標の工程まで終えられますよう早朝からスタートしました。作業ヶ所はリヤ面です。所々にサビらしきものが見受けられますが、表面だけみたいですのできれいになるでしょう。 |
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なにかのマークをはずした跡でしょうか、処理しますのでご安心ください。 |
ルーフと同様ですが、ザラザラの鉄粉等の除去をします。ご覧のようにシャンプー洗車では取れない付着物が取れます。 |
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鉄粉除去を経まして、細かい部分の手磨き作業に移ります。こんな感じでスッキリいたしました。 |
この写真はまだ未作業部分の汚れ具合ですのでスッキリ度合いは一目瞭然ですね。 |
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その他、各パーツ際の水垢を処理しますとスッキリしますね。左半分が処理後、右半分が未処理状態です。 |
細かい部分の手処理を行い、その後、表面全体のくすみなどを機械処理いたします。 |
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この左右に2コあります取っ手も、オーニング収納BOX前後のパーツ同様、完全にきれいになりませんのでご了承くださいませ。 |
順調に進みガラスコーティング施工まで終えました。サイド面の凹凸で苦労しましたので、とても楽に思えました。空もまだ明るく時間もありますので、つづけて前面の作業へとまいります・・ |
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いよいよ最後の面、フロントに取り掛からせていただいております。収納とびらの際もご覧の通りサッパリとやらせていただきました。やっとゴールが見えてまいりました。イレギュラなければ明日いっぱいで完成の予定でございます。オーナー&ご子息殿! |
これまでの作業と変わらぬ作業工程を進めております。開閉機構の上下ともキズが入っており、落とそうとしましたがこれは扉を開けた際に接触してしまう構造ですね、このままにしておきます。その他はご覧の通り見違えるようになっております。車両前面の作業も完成となりました。 |
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本日使用した細部手磨き用のクロスと、ついでにわたくしの手。今回もよく仕事してくれたねとねぎらいのいいこ、いいこをクロスにします。汚れがひどい場合は永遠の別れとなりますので・・ |
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最後に内装をチェックいたします。汚れはバキュームがけしてあります。土禁ですのでドロ汚れなどは皆無で清潔です。 |
お気にされていたこちらのこびり付いたしみですが清掃してあります。 |
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こんな感じです。 |
もう一つ気にされていた入口ドアのこのシミです。 |
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←こんな感じです。 薬品を使用して溶かして取れる分を除去した状態です。 もっと強い薬品を使用して取れそうでしたが素地が荒れて解けそうでしたのでここまでにしてあります。同様に、研磨剤でこすり取る方法も素地が少々けば立ってきそうでしたのでここまでとさせていただきました。 ご了承ください。これにて全作業を終了とさせていただきます。お見えいただく前日に洗車しまして、18(土)のご来店をお待ちしております。 |
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今回のお車?トレーラーでしたね!やっぱり忘れられない1台になりました。なんと言っても凹凸のあるサイド面、本当に1台1台異なる作業を強いられますが良い勉強になります。また、作業中にはねぎらいのメールなど大変励みになりました、お気遣いに感謝申し上げます。今後は駐車環境も海沿いとのことですし、”きれい”を維持するにはオーナー様にもがんばっていただくようですがメンテナンスという形でフォローさせていただきますのでお気軽にご相談くださいね。それと、無知なわたくしに車両の操作などていねいに教えてくれた息子さん、ありがとうございました、何度も当店敷地内を移動したのですが無事に動かすことができましたよ! |
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