S.FACTORY
| ホーム | 更新情報・お知らせ | サービスメニュー・料金表 | 完成車紹介 | 会社案内 | お問合せ | FAQ

   

ボディコーティング 「AKARI」シリーズ  〜 陽(=あかり)とお読みください 〜

本コート剤におきましては、2011年5月発表、並びに施工実施を開始させていただいております弊エスファクトリー、オリジナル仕様のコート剤であります。コンセプトは大前提として酸化劣化要因となる汚染質からの”保護”、つづけてその汚染質を”防汚”(=汚れを固着させない、もしくは固着度合の低下)、そうはいっても必要となる洗車自体を楽しんでいただける”水切れ”(=撥水・撥油)の3項目を追求し、結果として”深い艶”を演出するためのコート剤です。一般のみなさまに分かりやすいようにボディコーティングと表記しておりますが、施工可能被体はボディ塗装面のみならず、未塗装面、メッキ加工面、ゲルコート面等々、さまざまな対象物に柔軟に接着できることも特筆させていただけると自負しております。

当店サイト内、「コーティング文研」ページにおいても
「AKARI」コーティングの関連記事をご確認いただけますので、よろしければご覧くださいませ。

【AKARI 1.3】
 <発表時より運営中のモデルでございます>
成分的特長
@ シロキサン結合を主鎖とするガラスコート皮膜の有在
A 高品位フッ素樹脂の含有
B 主に2種類の有機官能基が側鎖として有在
C 極々まれな使用状況で強酸性化剤と反応することが認められている
※その他、物理化学的な危険性、取り扱い、暴露、保管上の注意事項等のユーザー様には直接関係ない部分は割愛してございますのでご了承くださいませ。

分かりやすく体系化しますと、上記@〜Bの3種類の異質分子構造により成り立っております【AKARI 1.3】。上記命題、施工面の「保護」を@で、「防汚」をAで、「水切れ」をBのポリマー層で実現することを目指しております。『Si-O』を主結合にするシロキサン皮膜というものは、現在のいわゆるガラスコーティングにおいて主要素を成すものであり、必要不可欠であります。このシロキサン皮膜が形成されない「ガラスコ−ティング」も現在においても多数存在し、施工されている事実は業界人として心苦しいところではありますが、せめて当店では「ガラスコーティング」と呼ぶ事はしないことにし、もちろん当店メニュー外とさせていただいております。かく言うわたくしどもでも、施工価格重視のオーナ様や販売店様の仕上げ作業という需要によって、過去にそういう「ガラスコーティング」も施工させていただいておりました。現在ではその品質の優劣差異を論じる事自体がナンセンスでありますのでここでもその説明は割愛させていただきます。

ところでこの本質的なガラスコーティングには必要不可欠なシロキサン皮膜ではありますが、実際の成分面からすると、Aの「防汚」、Bの「水切れ」を演出するには実は役不足である事実を皆さまご承知されておりますでしょうか。汚れの固着しずらいコーティング「=防汚」、洗った時にサッーと流れるコーティング「=水切れ」をご提供しようとすれば、その皮膜以外の第2皮膜が必要であり、補助成分もまた必要であります。その答えの一つがAの高品位フッ素樹脂の含有であり、Bの側結合をつかさどる官能基類の含有というわけです。それらを調整カスタマイズするところに「ガラスコーティング」の未来があります。具体的には、ユーザー様個々に即した撥水性能の調整や防汚性能を直接左右させる成分の含有率調整が可能となるわけです。オリジナルコーティング剤がどうしても必要になってくるわけの一つがここにあるわけです。それらをできるだけ常識範囲の価格内で実現しようとすれば、尚更中間マージンを省いたオリジナル仕様のコート剤が必要になってくるのが二つ目の理由です。

【AKARI 1.3】
の1.3の意味するところは、1=1番の意味です。この世で1番物質同士の接着(=摩擦)力を低くするのがフッ素分子であり、その化合物であるフッ素樹脂を成分としていることを意味しています。次に3=3割の意味を指しております。シロキサン皮膜を10割としたら、プラス3割(=この数字につきましては程度を示すということでご解釈いただきたく、厳密には少なからず誤差がある事実はございます)のフッ素樹脂を含有していることを意味しています。1月3日に完成したわけではなく、その数字のゴロが良かったとかで命名している訳ではございませんので悪しからずご了承ください。

当店では施工させていただくコーティング剤をその時代のトレンドにあった販促用語でまくしたてません。今の時勢であれば「完全無機質」とか「施工後は水洗いのみでオーケー」とかいうフレーズです。フッ素分子を液体にしておくには確実に有機質が必要ですし、よほど恵まれた保管環境にない場合はシャンプー洗車も必要であるからです。
また、シロキサン結合皮膜の形成にはオルガノポリシロキサンという、ある一つのグループを主成分とする必要があるわけなのですが、その主成分以外の側鎖をつかさどる有機官能基、その量など、いわゆる助剤をカスタマイズすることでご提供させていただいているのが「AKARI」シリーズです。
その官能基類の組み合わせ、組み換えによって一概にオルガノポリシロキサンを主成分とするコート剤といっても、その品質には差が生じるという現実も皆さまには是非ともご承知いただきたく、さらに下記で申し上げますが「皮膜硬化時間の短縮」を図るためにも助剤の存在は決してないがしろにすることはできないのです。『良質なコート皮膜は良質なその状態』でユーザー様にお出しさせていただき、ご体感いただきたいと純粋に当店は考えております。”匠のコーティング”と謳いつつ、皮膜硬化の遅延が引き起こすトラブルを避けようとトップコートの類をプラス施工している商品もいろいろとある現実に皆さまお気づきでしょうか。コーティングをコーティング・・。そのトップコートの真実はあまり語られる事もなく行われます・・、ユーザー様も無頓着であるのもその一因であるかもしれません。コーティングを保護コーティングするんじゃ何のためのコーティングなのか・・。そもそもそのプラス施工分に関わる液剤・作業時間費用は誰が持つのでしょうか・・?

「AKARI」シリーズが究極のコーティングだとかアピールするつもりはありませんし、とてもそんな表現をできません。時事最良の品質、成分といえるものは刻々と変化してゆくことを常日頃感じていますので、自画自賛している暇もなく、なかなかそういう表現はできません。「AKARI」は今後も進化してゆきますので、常に究極であることはおそらくないと思います。申し訳ございません。
皮膜的特長
D 撥水・滑水系仕様
E 一液常温常湿硬化仕様
F 加水分解(=硬化反応中)の前後において安定。皮膜硬化が速い。
G 硬度と”粘り”をバランスする。避けるべき材質が基本なし。塗装面・ゲルコート面など良好に接着できる。
※施工面の材質そのものとの相性は良好であっても、その材質表面の密度レベルや平滑性が低い場合には皮膜形成レベルもその影響を受ける事があります。

上記、「成分的特長」欄内でも触れさせていただいておりますように、「AKARI」シリーズのご提供目的の一つに洗車時の水切れの良さがございます。ゆえに撥水・滑水タイプのコーティング剤であります。皮膜硬化初期状態では水滴接触角は100度前後でありますが、一般的な保管状況である場合、皮膜表面の汚染状態や紫外線等の要因でこの接触角度が徐々に低下してきて、単体としての水滴が隣接のそれと合わさりやすくなってきます。水平面的な水の層を形成することになり、いわゆる滑水状態として排水させます。
世の洗車機、さまざまな洗車サービスを「AKARI」シリーズは否定はしません。もちろん正しいプロの手洗い洗車が一番ではありますが、どんな方法にせよ汚れを皮膜表面に堆積させないことはとても大切だからです。汚れた表面では良い撥水も滑水も演出できません。本コーティング剤中の「保護層(=直接施工面と接触している皮膜)」は、洗車機を何十回使用したぐらいでは取れません。もちろん洗車キズは入り、傷んではきますが洗車機のトルクぐらいでは剥ぐのはとても難しいのです。ご自分で日常お手入れができないことを理由に何ヶ月も洗車しないことよりは、洗車機でも洗っていただいた方が良いと「AKARI」シリーズは申し上げる次第です。ですが皆さまを視覚的に楽しませることができます「水切れ層(=イメージではありますが・・、保護層に絡みついている皮膜)」は、前述の保護層に比較すれば外部からの影響を受け易い皮膜という現実がございます。ですので可能な範囲、手洗い洗車を推奨いたしております。

一概に塗装(=ここではメッキ面や未塗装面、キャンピングカーのゲルコート面も含めてとご解釈ください)といっても、その品質や状態はさまざまであるということは一般のユーザー様にもある程度はお察しがつくところではないでしょうか。”10年、20年モノ”となるご愛車やキャンピングカー系のゲルコート面とも日頃向き合わせていただいておりますと、それぞれに状態は正にさまざまであり、かつメーカー特有の”クセ”というものがやはり存在し、マニュアル一辺倒な施工方法は通用しないこともケースによってはございます。ベースコートを打ち、本施工をするなどの対応をせざる負えないケースもあるということです。そういう特種なケースではない通常施工法が可能な状態にある表面には、常温常質状態、かつ一液手塗り施工で良質な皮膜を形成できるのが「AKARI」シリーズの特徴の一つでございます。
複雑な施工方法で無用な作業コストをかけないように意識しました。誤解される懸念がありますがあえて申すとすれば、『良いコーティングをできるだけ低料金で!』、『良いコーティングをできるだけ低コストでメンテナンス維持したい!』とお考えになるのが普通の感覚ではないでしょうか?皆さまの潜在欲求の一例をもう少しお出しすると・・、『皮膜施工直後の安定度(=できるだけシビアなお手入れ管理を要求しないでほしい)』、『単純に完成後の満足度』、さらには『メンテナンスの順応性(=洗車機も使いたい)』、それを維持するための『リピート施工が納得できる施工代金であってほしい・・』などなどお感じになったことはありませんか?そのニーズとは逆に施工側本位で存在するコーティングがどうしても多いこと、お嘆きの方も少なくはないでしょう。
いろんなコーティングが数あれど、これまでに費用対効果にご満足されてきましたでしょうか?さらには費用対効果に納得できる本当の意味でのメンテナンスフォローを体感してこられましたか?そんな多角面のご要望にお答えするためにも、本バージョンはイレギュラなケースを除いては一液常温常湿にて手塗り硬化させる仕様でございます。

コート皮膜表面の硬化速度は「AKARI」シリーズの最も特徴的な一つです。コーティング剤に関しまして、速く完成皮膜にすることは施主様たちが考えている以上に大切なファクターであり、メリットとなります。同じオルガノポリシロキサン成分のコート剤でもこの辺についてもレベルの差があるのが現実です。塗布した全てが皮膜となるところに本コーティング剤の存在価値があるともいえます。リペア塗装のように”塗りやせ”がないということを意味します。解説文やイメージ画像など、想像だけでは”ピン”と来ない方がほとんどかと存じますので、今更ですが当店ではテストパーツにてこのクリア塗装とも言える「AKARI」の皮膜厚を直接ユーザー様に触れていただき、ご体感いただけるものをご用意いたしました。”百聞は一見にしかず”といったところです。

コート剤と被体との関係(=ここで言うのは相性とかマッチングのこと)も考えなければいけない要素の一つです。なぜなら車、バイク、はたまたキャンピングカー等々・・いろんな材質、形状、成型処理がなされております。塗装された面積だけでは作られておりません。一般の方々にも簡単にお察しがつくことかと思います。同じ樹脂パーツ、FRPなどと分類してもその表面はさまざまです。そんな”塗装面以外”をどれだけフォローできるか、具体的にはコーティング加工ができるかということです。トータルでの仕上がりをご提供できることで、施主様のお喜び度合も必要に応じて高めて差し上げられるということにつながるわけです。
また、ご依頼をお受けする被体は鋼板、アルミ、カーボン、FRP等々・・、さらには乗り物であることを忘れてはなりません。ねじれたり、伸縮したりしているわけです。そんな素材に追随すべく「AKARI」シリーズは硬度のみにとらわれてはいません。現バージョン【AKARI 1.3】は7Hほどの硬度で、”ガチッと貼り付く”ように設定させていただきました。

以上、当店オリジナル仕様のコート剤「AKARI」シリーズ、特に現バージョン【AKARI 1.3】についてのご案内をさせていただきました。コンセプトから液剤性質、コーティングにまつわります”目からウロコ!”のお話し、わたくしの本コート剤に込めた思いなど。所々にはどうしてもちょっと難しい専門用語も必要になってしまうのが、「コーティング論」ではあります。ですがそんな化学論は理解できなくともご安心ください。最後コーティングの”でき”を決めるのはる施工人の思い入れが多分に影響する事実を最後に皆さまにお伝えして締めくくらせていただきたいと思います。『最後はそれかよ〜』というお声もあるかと思いますが、本当のことですから申し上げておくより他なりません。施工人の何がコーティングに影響するの?という方は当店の作業記事等々をご覧いただければ、そのヒントになるようなことをちりばめさせていただいているつもりです。
せん越、支離滅裂なご説明になってしまうのはコラム同様いつものことで本当に恐縮です。最後までお読みいただいた方々にはありがたいと申し上げると同時に、世にたくさんあるコーティングをご選択する際の何かの指標にしていただけるヒントになればと思っております。そんな思いで本コンテンツを作成させていただいた所存であります。
こんなエスファクトリーではございますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

                                                2012/01  店主 杉浦
                                  
  

   







| 洗車 | 車磨き | ガラスコーティング | ポリマーコーティング | ウインドフッ素コーティング | アルミホイールコーティング | 出張クリーニング | 除菌・消臭 | 車内抗菌コーティング |
| 独車メッキモール再生 | カーフィルム | ウインドリペア | 引取納車OK |

(C)Copyright by S.FACTORY 2012 All Rights Reserved.